六鹿宿

介護保険発足直後から介護の世界で働いている僕が見たり聞いたり感じたことを綴っています。

僕だけが昭和

いつの間にか気が付けば、僕の担当するユニットの職員は僕以外は全て平成の世に生まれた人ばかりになっていた。
26歳のサブリーダーから22歳の1年目さんまで…。
そして一児の母親であるパートさんもやはり、平成の生まれ。
何とも若いユニットだ…。
ほんの数年前までは、職場に平成生まれの人間が存在すらしなかったように思うのだが。


僕は昭和50年の生まれで平成元年に中学1年生くらいだったから、それ以降に産声を上げた人々が今の僕の職場を支えていることになる。


先日、僕の誕生日。
僕は遅番だった。勤務終了は22時、その15分ほど前に夜勤者が来て仕事の引継ぎを行う。
「さぁて、今日も頑張った。」引継ぎを終えて帰り支度を整えようとした時のこと…


何やら後ろの方から歌声が聞こえる。


「Happy  Birthday to You~♪」


ロウソクの明かりに照らされて、ケーキやら何やらを持った後輩たちが…そこには居た。
いわゆる、サプライズってやつだ。


しかし僕にはサプライズの免疫が無い。どんな顔をすれば良いのかも分からず、とにかく
何の汗なのか良く分からない冷たいものが頬を伝うばかりだった。暗い中だから分からなかったと思うが、そうとう顔も赤かったと思う。
嬉しさよりも気恥ずかしさが先に立ってしまった。
「有難う」と思いながらも、凄く恥ずかしくて、照れくさくて、上手く笑うことすらできなかった。


やっぱり平成の人々のやる事は、昭和の人間には煌びやか過ぎるのかな。


でも、落ち着いて今振り返れば、本当に有難いことだなと思う。
たぶん、皆のことを大切に思うように、彼等もまた僕の事を思ってくれているのだもの。


昭和生まれ、これからも頑張ります。



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