六鹿宿

介護保険発足直後から介護の世界で働いている僕が見たり聞いたり感じたことを綴っています。

蚤の詩

ぴょんと飛んでみた。
ぴょん、ぴょんと飛んでみた。
行きつく先が何処なのかを僕は知らないけれど。


何故、飛んだのか?飛ぶ必要があったのか?
何を目指して飛んだのか?本能のままに飛んだのか?僕には、それすらも分からない。


だけど僕は、ぴょんと飛んだ。思い切り良く、ぴょん、と。
ほんの数センチ先に着地したのか、地球の裏側まで飛んで行ったのか、知らない場所に、僕は辿り着いた。
見上げると頭上に、巨大な指が待っていて、僕を挟みつけて殺した。プチっ。

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