六鹿宿

介護保険発足直後から介護の世界で働いている僕が見たり聞いたり感じたことを綴っています。

看護師の質。

昨晩、夜勤だった。
早朝6時、もともと看取りの時期にあったお年寄りが急変された。


昨夕から2回ほど嘔吐があり、発熱と血圧の上昇が見られていた。
深夜帯、熱も血圧も徐々に落ち着いて行き、呼吸も安定してきたため、少し安心していた。


夜勤の朝は忙しい。起床介助、トイレ介助、朝食の提供。目まぐるしく動き続ける。
5時に様子を見た時には、特には様子に変化が見られなかった。


しかし6時に訪室すると、呼吸が明らかに乱れ、上半身が汗でぐっしょり濡れているではないか…。


これはまずい…。


とりあえず検温と血圧測定。
熱は微熱。しかし血圧が異常に下がっている…
医務室にあるオキシメーターを取りに走り血中酸素濃度の測定。まぁ一応90%以上は保持。


濡れた衣類を保温に気をつけながら更衣。血圧が下がり過ぎているため下肢を挙上しながら安楽な体位を作る。


さて…オンコールNS(夜に何かあった場合に電話で連絡し、指示を仰ぐ、もしくは駆けつけてもらえる看護師)に連絡だ…ピポパ…


状態を伝え、本来ならば、その後の指示を仰ぐわけだが…


「そりゃ。どうしようもないね。今日は私休みで〇〇さんが出勤だから伝えておくわ…」と。


使えない。まぁ期待してもないので「わかった。じゃあ医務室間の連絡は任せるわ。このまま呼吸が止まる可能性もあるし、ご家族には一報、僕から連絡しときます。」と電話を切った。


以前、共に働いていた僕の盟友の看護師であれば、飛んで駆けつけてくれたことだろう。
で、無かったとしても。医者との連絡や、酸素吸入の指示、今後予想されることに対する対応の方法など、介護職に指示を出すのが看護師だと思うが…
まぁ、看護師によっては、こんなもんだ。


いったい何のための夜間オンコール体制なんだろ?
ほんと…要らないや。看護師の質について、改めて考えさせられました。


今日も夜勤だ…。
辛いな。でも、頑張ります。

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