六鹿宿

介護保険発足直後から介護の世界で働いている僕が見たり聞いたり感じたことを綴っています。

介護職と看護職。

9月末で、一人看護師が辞職し、10月頭から新しい看護師が入職した。
新しい看護師が早々から、介護職とトラブっている。


僕自身は被害を被っていない、しかし僕の後輩たちが悶々としている。


新しい看護師はケアマネの資格も有し、福祉の現場での経験も長い。
だから、若い介護職たちの意見を聞こうともしないそうだ。
さらに現場のお年寄りの訴えに対してニーズとデマンドに分けて捉えることなく、なんでも利用者本位の目線から捉えて現場を混乱させているようだ…。
つまり、分かりやすく言うと、一日100回トイレの訴えをされるお年寄りのトイレ誘導を全て受け止めてトイレ誘導をするべきだと考えるようで、訴えているのに誘導しない介護職に非難の目を向けるといったことがあるらしい。
だったら、あなたが誘導してみれば?と、当然介護職は思う。暇な時は手伝ってもくれるらしいが…非難の目だけ向けて現場を立ち去ることもあるようで、どうも、介護職からの人気は今一だ。


僕の前では殊更、そういう姿を見せないので何とも言えないのだが…
現場の職員がストレスを感じている以上は捨ててはおけない。


話をする機会を持ってみたが、さして僕の目から見ると害のある看護師のようには思えない。
う~ん。
何だろう?人によって態度を変えるってことなのかな?


まぁ。医務室と介護職の不協和音は、今に始まったことではない。
介護職を、導くべき者、自分よりも下位の存在と思い違いをしている看護師というのは実際に存在する。そういう人種とは、これまでも徹底的に戦ってきた過去を僕は持っている。
医師の下に虐げられた経験を持つ看護師ほど、介護職を顎で使いたがる。
それに顎で使われることを、良しとする介護職も居るわけだから、まぁそういう図式も成り立ってしまうわけで…。


少なくとも、僕のユニットではそれは通用しないことを、いずれはっきり言う必要があるのかもしれない。


当面は静観するが、いずれにせよ僕の後輩は僕が守らなければならない。
彼等の苦しみは僕の苦しみであり、彼らがくれた喜びに僕は成長させてもらっているのだから。

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