六鹿宿

介護保険発足直後から介護の世界で働いている僕が見たり聞いたり感じたことを綴っています。

素直になりたい。

昔から、人に質問するのが苦手だった。
愚かな自尊心が、どうしても邪魔をするのだ。
物を知らない馬鹿だとは思われたくない。
「そんなことも知らないの?」と軽蔑されるのが怖かった。


大学時代の友人に、H君という人が居る。
何でもかんでも質問をする人で、正直に言うと「そんなん自分で調べぇな。」と冷たくあしらったことも度々だ。何の努力もせずに人から知識を得るその姿が疎ましくもあった。
けれど、今考えると、H君は素直な人だったんだなと思う。
今では立派に警察官をされており、階級は警部補まで昇進されている。多分、沢山の人の手を素直に借りながら彼は成長したんだろうな。


僕はH君みたいにはなれなくて、知らないことを素直に知らないとは言えずに20代を過ごした。
その時代の僕の知識の多くは、読書から得られたものだ。


30を超えた辺りから、少しずつ、少しずつ、人に物を尋ねることができるようになってきた。
自分の愚かさに気付き、他人と自分を比べることの無意味さを感じ始めたのだ。
ただ、それでも元々の性格と言うのはなかなか直せるものでは無い。
自尊心は薄らいでも、他人に対して遠慮してしまう自分がやはり居る。
だから、面識の薄い人に対しては未だに質問することを躊躇してしまう。


まもなく不惑。もっと素直に生きて、格好つけるんも止めて行きたいなと思います。
相手に隙を見せる勇気を持ちたいと思います。自分の馬鹿を曝け出せる強さを持ちたいと思います。
もう一丁、頑張ります。


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