西日本を襲った豪雨。考えられないほどの雨が降り注ぎ、大地を削りながら命を奪っていった。間違いなく行き過ぎた人類の経済活動が地球を犯した所産である。
けれど、やめられない止まらない。
肥大化することを正義だとし資本主義的な限界には目を背けて、まだ日本は大丈夫だ、美しいと煽る現政権。
そうして、それに乗っかって儲ける資本家と、それに隷属する大衆。
誰もが、このままでは地球が滅びることを知っているのに、やめられないし、止められない。
そういう自分だって、エアコンも車も酒もタバコも無ければ生きてはいけないのだから、もう、ドウシヨウモナイ。
共に滅びに向かって、歩もうではないか。もはや、地球は壊され過ぎて命を育む力を永遠に失いつつある。もはや誰もやめられないし、誰にも止めることができない。
せめて、恨むことなく僕らは旅立つべきだ。この死は、地球を損ない蝕んだ己が招いた結果に他ならないのだと、自業自得だと首背しながら。さらば、愛しき人類。